7月雇用統計が大幅下振れ、利下げ観測で株高・債券高
7月の非農業部門雇用者数(NFP)は▲2.3万人と、市場予想の+8.3万人を大きく下回った。失業率は4.1%。労働市場の減速を受けて米国債利回りが低下し、FRBの利下げ観測が強まったことで株式市場は幅広く買われた。S&P 500の決算シーズンでは85%超の企業が予想を上回る好業績を報告しており、企業収益の底堅さも支援材料となっている。
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7月雇用統計が予想を大幅に下振れ(NFP▲2.3万人)し、利下げ期待から米株・金が上昇。金は+3.7%の急騰。
7月の非農業部門雇用者数(NFP)は▲2.3万人と、市場予想の+8.3万人を大きく下回った。失業率は4.1%。労働市場の減速を受けて米国債利回りが低下し、FRBの利下げ観測が強まったことで株式市場は幅広く買われた。S&P 500の決算シーズンでは85%超の企業が予想を上回る好業績を報告しており、企業収益の底堅さも支援材料となっている。
元記事を見る →金先物は1オンス4,399ドル台まで上昇し、前日比+157ドル(+3.7%)の大幅高。雇用統計の下振れによる利下げ期待に加え、イラン・ホルムズ海峡周辺の地政学的緊張も安全資産としての金への資金流入を加速させた。銀も同日+4%と連れ高している。
元記事を見る →米雇用統計の下振れを受けたドル安・円高(USD/JPY 157.75円、前日比▲0.42%)は輸出関連株にとって逆風となる。一方、米株高と利下げ期待はリスクオンの追い風であり、前日の日経平均が一時1,031円安から76円安まで戻した底堅さも考慮すると、週明けの東京市場は米株高を好感した買いが先行する可能性がある。ただし半導体セクターの軟調が続いており、指数の上値は限定的か。
8月7日の米国市場は、7月雇用統計の大幅な下振れを主因に株高・債券高・ドル安の「ゴルディロックス・トレード」が進行した。非農業部門雇用者数(NFP)は▲2.3万人と、コンセンサス予想(+8.3万人)から10万人以上乖離するネガティブサプライズとなった。失業率は4.1%。労働市場の冷え込みを受けて米国債利回りは低下し、FRBの年内利下げ観測が一段と強まった。
株式市場ではNASDAQ総合が+1.3%と主要3指数で最も大きく上昇し、テクノロジーおよび消費関連セクターが牽引した。S&P 500構成銘柄の約7割が上昇する幅広い買いとなった。決算シーズンでは85%超の企業が市場予想を上回っており、企業収益の底堅さが下支えしている。
商品市場では金先物が+3.7%の急騰を見せ、1オンス4,399ドル台に到達。利下げ期待による金利低下(金の保有コスト低下)に加え、イラン周辺の地政学的緊張が安全資産への逃避を促した。WTI原油も+1.15%と上昇し、ドル安とホルムズ海峡リスクが押し上げ要因となった。
前日の東京市場では日経平均が一時1,031円安まで急落したが、終値では76円安(▲0.12%)に下げ幅を縮小。TOPIXは+0.47%と4日続伸し、東証プライムでは値上がり銘柄が値下がりを大きく上回った。半導体関連株の軟調が指数を押し下げたものの、内需・金融株が底堅く推移している。