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2026年8月22日(土)

プレマーケットブリーフ 2026-08-22

米8月PMI速報値が4年4カ月ぶりの高水準となり主要3指数は揃って反発、NYダウは0.98%高。一方で10年債利回りは4.7%台に張り付き、金は3.61%高の4,679ドルと過去最高値圏へ駆け上がった。

マーケット概況

SPX▲
7,674.90
S&P 500
+33.74 (+0.44%)
IXIC▲
26,179.92
NASDAQ総合
+112.75 (+0.43%)
DJI▲
53,276.42
NYダウ
+517.21 (+0.98%)
NKD▲
66,016.36
日経平均
+689.94 (+1.06%)
USDJPY▲
159.00
USD/JPY
+0.7200 (+0.45%)
EURUSD▲
1.1682
EUR/USD
+0.0008 (+0.07%)
CL▼
86.77
WTI原油
-1.06 (-1.21%)
GC▲
4,679.40
金(ゴールド)
+163.10 (+3.61%)

注目ニュース

経済指標★★★

8月PMI速報値が56.0へ、米景気は4年4カ月ぶりの加速で株価を押し上げ

S&Pグローバルが発表した8月の米総合PMI速報値は56.0と、2022年4月以来の高水準となった。サービス業が56.8(市場予想54.0)と大幅に上振れした一方、製造業は53.9から53.2へ低下し3月以来の弱さとなっており、内訳は明確なサービス主導である。集計元は7-9月期の実質成長率が年率3%近辺に加速すると試算しており、4-6月期の1.5%から倍増する計算になる。雇用の持ち直しと投入コスト圧力の緩和も同時に示され、前日のウォルマート決算が突きつけた消費減速懸念をひとまず打ち消した。

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コモディティ★★★

金が3.61%高の4,679ドル、連邦債務40兆ドル突破で「財政プレミアム」が拡大

金先物は163.1ドル高の4,679.4ドルと3日続伸し、週間でも3週連続の上昇となった。週内に米連邦債務残高が40兆ドルの過去最高を更新したことに加え、財務省のバイバック拡大が長期金利を抑え込めなかったことが確認され、通貨・国債への信認低下を織り込む買いが強まっている。景気指標が強く名目金利も高止まりする局面での急騰であり、金利水準ではなく財政そのものが買い材料になっている点が特徴的だ。

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金利★★☆

好指標でも金利は下がらず、10年債4.7%台が引けにかけて上値を削る

PMIの上振れは景気の強さを示す一方、利下げ観測を後退させる材料でもある。10年債利回りは4.74%前後で高止まりし、NYダウは一時900ドル近く上昇した後に引けにかけて伸びを半減させた。夏枯れで薄商いだったことも上値を抑えた要因で、指数はプラス圏を確保したものの「金利上昇を伴う株高」の持続力には疑問が残る。

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経済指標・決算カレンダー

08:30 ET
シカゴ連銀全米活動指数(7月)

🇯🇵 日本市場への影響予想

21日の東京市場は日経平均が200円43銭安の66,016円36銭と反落した。日米の長期金利上昇を嫌気して消費関連株が売られる一方、AI関連の一角が下支えする展開で、方向感を欠いたまま週を終えている。その後の米国市場がPMI上振れを好感して反発し、ドル円も159円台と円安方向に振れたことから、週明け24日の東京市場は買い戻し優勢のスタートが見込まれる。ただし米10年債利回りが4.7%台に張り付いたままである以上、バリュエーション面の重荷は解消しておらず、金の急騰が示す財政不安も含めてリスク選好は限定的だ。27〜29日のジャクソンホール会合でウォーシュFRB議長が初の基調講演に臨むため、週前半は主要指標も乏しく、様子見のなかで上値の重い展開になりやすい。

⚠️ 要注意トピック

  • •PMI56.0が示す景気加速と、それに伴う米利下げ期待の後退(10年債4.7%台)
  • •米連邦債務40兆ドル突破と金の4,600ドル台乗せ — 財政プレミアムの拡大
  • •ジャクソンホール会合(8月27〜29日)でのウォーシュFRB議長の初講演
  • •サービス業56.8 対 製造業53.2 — 内需頼みの景気拡大が続くかどうか

概況

8月21日の米国市場は主要3指数が揃って反発した。S&P 500は0.44%高の7,674.90、NASDAQ総合は0.43%高の26,179.92、NYダウは0.98%高の53,276.42。前日にウォルマートの既存店減速で崩れた地合いを、朝方発表の経済指標が一気に立て直した形だ。

材料はS&Pグローバルの8月PMI速報値である。総合が56.0と2022年4月以来、4年4カ月ぶりの高水準に達し、サービス業は56.8と市場予想の54.0を大きく上回った。雇用の持ち直しと投入コスト圧力の緩和も同時に示され、集計元は7-9月期の成長率が年率3%近辺へ加速すると試算している。4-6月期の1.5%から倍増する計算で、前日に意識された消費減速シナリオはひとまず後退した。ただし製造業は53.2と3月以来の低さで、拡大の中身はサービス偏重である点は留意したい。

もっとも、指数の反発は素直な景気好感とは言いにくい。好指標は利下げ期待の後退と表裏一体であり、10年債利回りは4.74%前後で高止まりしたままだった。NYダウは日中に900ドル近く上昇する場面もあったが、薄商いのなかで引けにかけて上げ幅を半減させている。金利上昇を伴う株高は、割安なシクリカル株には追い風でも高PERのグロース株には逆風となるため、NASDAQの上昇率がダウを下回った構図は整合的だ。

より雄弁なのは金である。3.61%高の4,679.4ドルと3日続伸し、週間でも3週連続高となった。景気指標が強く名目金利も高止まりする局面は本来なら無利息資産に最も厳しい環境だが、それでも買われた。週内に連邦債務残高が40兆ドルの過去最高を更新し、財務省のバイバック拡大が長期金利を抑え込めなかったことが確認されたためで、買いの主因は金利水準ではなく財政そのものへの不信にある。一方でWTI原油は1.21%安の86.77ドルと反落したが、ホルムズ海峡を巡る供給不安で急伸した後の利益確定売りとみられ、明確な新規材料は確認できていない。

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