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2026年9月4日(金)

プレマーケットブリーフ 2026-09-04

日銀の9月利上げ観測が一段と強まりドル円は約1カ月ぶりの155円台へ急伸。一方の米国市場は長期金利の低下を追い風にS&P500が1.06%高、NASDAQ総合が1.40%高と大幅続伸し、金も3.66%高の4,526ドルと騰勢を強めた。日経平均は4日続落。

マーケット概況

SPX▲
7,747.70
S&P 500
+81.10 (+1.06%)
IXIC▲
26,584.22
NASDAQ総合
+366.38 (+1.40%)
DJI▲
53,687.59
NYダウ
+625.64 (+1.18%)
NKD▼
64,214.48
日経平均
-2000.86 (-3.02%)
USDJPY▼
155.75
USD/JPY
-4.45 (-2.78%)
EURUSD▲
1.1633
EUR/USD
+0.0037 (+0.32%)
CL▲
91.58
WTI原油
+0.5700 (+0.63%)
GC▲
4,526.30
金(ゴールド)
+160.00 (+3.66%)

注目ニュース

為替★★★

日銀9月利上げ観測が加速、ドル円は約1カ月ぶりの155円台へ1日で3円超の円高

日銀が9月17〜18日の会合で政策金利を0.25%引き上げ1.25%とする方向で調整に入ったと報じられ、ドル円は155円台まで水準を切り下げました。実現すれば3カ月ぶりの利上げで、植田総裁の就任以降では最短の間隔となります。前日の高田審議委員による「年2回という発想は時代遅れ」「連続利上げもあり得る」との発言に加え、米国のベッセント財務長官が繰り返し日銀の正常化に期待を示してきたことも円買いを後押ししました。8月上旬以来の円高水準で、市場の関心は利上げの有無から利上げのペースと到達点へ移りつつあります。

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米国株★★☆

米長期金利の低下で主要3指数がそろって大幅高、ISM非製造業は55.4へ加速も価格指数は高止まり

前日に2023年11月以来の高水準となる4.8%台を試した米10年債利回りが4.7%台半ばまで低下し、これを追い風にS&P500は1.06%高の7,747.70、NASDAQ総合は1.40%高の26,584.22、NYダウは1.18%高の53,687.59と大幅に続伸しました。同日発表の8月ISM非製造業景況指数は55.4と前月の54.1から加速し市場予想も上回りましたが、株式市場は景気の底堅さを素直に好感した形です。もっとも同指数の価格指数は72.6と2022年半ば以来の高さで、インフレ圧力の残存を示しています。決算では前日引け後に第3四半期の売上高・EPSとも予想を上回ったブロードコムが、第4四半期の売上高見通しが市場予想にわずかに届かなかったことで売られました。

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経済指標・決算カレンダー

08:30 ET
米雇用統計 8月・非農業部門雇用者数
予想: +5.5万人前後前回: -2.3万人
08:30 ET
米雇用統計 8月・失業率
予想: 4.1%前回: 4.1%
08:30 ET
米雇用統計 8月・平均時給(前年同月比)
予想: 3.0%

🇯🇵 日本市場への影響予想

9月4日(金)の東京市場は、米国株高という支援材料と、円高という重荷が正面からぶつかる展開になりそうです。前日3日の日経平均は111円16銭安の64,214円48銭と4日続落しました。朝方は前日の米国株高を受けて399円高で始まったものの、午後に韓国KOSPIが軟化するとつれ安し、上げ幅を消しています。米国市場がその後さらに1%を超えて上昇したことは素直な買い材料ですが、ドル円が158円台から155円台へ一気に3円以上も水準を切り下げたインパクトのほうが、指数への影響は大きくなりやすい局面です。 物色面では、円高が直撃する自動車・機械・電機といった輸出関連が売られやすく、逆に利ざや改善が意識される銀行・保険には資金が向かいやすい構図が続きます。米長期金利の低下はグロース株には追い風ですが、国内では日銀の利上げ観測で円金利が上昇しており、値がさのAI・半導体関連にとっては相殺されがちです。WTIが91ドル台で高止まりしていることは石油・商社の支えとなる一方、輸送・素材のコスト増要因として残ります。 加えて、日本時間の同日夜には8月の米雇用統計が控えています。前月が-2.3万人と減少した反動が出るかどうかが焦点で、結果次第では米金利とドル円が再び大きく動きます。週末を挟むこともあり、東京時間は積極的にポジションを傾けにくく、後場にかけて様子見色が強まる可能性があります。

⚠️ 要注意トピック

  • •9月17〜18日の日銀会合。0.25%利上げの織り込みが進んだ後、焦点は「その次」のペースと到達点に移る
  • •ドル円155円台の定着。輸出企業の想定為替レートを下回る水準が続けば、今期業績予想の下方修正リスクが意識される
  • •9月4日夜の米8月雇用統計。前月-2.3万人からの反発幅と失業率4.1%の維持が焦点
  • •ISM非製造業の価格指数72.6が示すサービス価格の粘着性。原油91ドル台と併せ、米長期金利の低下が続くかを左右する

概況

9月3日(木)は、日米で金融政策の方向感の違いがはっきりと相場に表れた一日でした。日本では日銀が9月17〜18日の会合で政策金利を0.25%引き上げ1.25%とする方向で調整に入ったと報じられ、ドル円は158円台から155円台へ1日で3円を超える円高となりました。8月上旬以来、およそ1カ月ぶりの水準です。前日の高田審議委員による「連続利上げもあり得る」との発言に続く形で、市場が想定していた「半年に1回」というペースが前倒しされる可能性が一段と現実味を帯びました。日経平均は111円16銭安の64,214円48銭と4日続落。朝方は前日の米国株高を映して399円高で始まりましたが、午後に韓国株が軟化するとつれ安し、上げ幅を失っています。

対照的に米国市場は堅調でした。前日に2023年11月以来となる4.8%台を試した10年債利回りが4.7%台半ばまで低下し、S&P500は1.06%高、NASDAQ総合は1.40%高、NYダウは1.18%高とそろって大幅に上昇しました。8月のISM非製造業景況指数は55.4と前月から1.3ポイント改善して26カ月連続の拡大となり、新規受注も60.9へ加速。週間の新規失業保険申請は20.6万件と低水準を保っており、景気の底堅さと金利低下が同時に成立する、株式にとって最も居心地のよい組み合わせが実現しました。ブロードコムは第3四半期でAI関連売上高が3倍超に伸びて市場予想を上回ったものの、次四半期の売上高ガイダンスが予想にわずかに届かず売られており、AI関連への期待値の高さもうかがえます。

もっとも、楽観だけで説明できる相場ではありません。金は3.66%高の4,526ドルへ急伸しました。トランプ大統領がイランへの「非常に激しい攻撃」を実施したとしつつ「長くはかからない」と述べたことで、緊張の短期収束期待が広がったと伝えられていますが、株高と金高が同時に進む状態は、投資家がなお有事とインフレの両方に備えていることを示唆します。WTIは91.58ドルと90ドル台で高止まりし、ISMの価格指数は72.6と2022年半ば以来の高さです。金利低下の持続性は、日本時間4日夜に発表される8月の米雇用統計に委ねられました。

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