8月米雇用統計が予想の3倍、9月利上げ観測が息を吹き返す
8月の非農業部門雇用者数は前月比+16.2万人と、市場予想の+5万人台を大きく上回った。7月分がマイナスに沈んだ直後だけに労働市場の底堅さが再確認された形で、いったん後退していた9月FOMCでの利上げ観測が再び強まった。株式は金利上昇を嫌気して売られ、ダウは3営業日ぶりに反落している。
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週末につき数値は9/4(金)引け値のまま。8月米雇用統計が予想を大きく上回り9月FOMCの利上げ観測が再燃、米主要3指数はそろって反落した。
8月の非農業部門雇用者数は前月比+16.2万人と、市場予想の+5万人台を大きく上回った。7月分がマイナスに沈んだ直後だけに労働市場の底堅さが再確認された形で、いったん後退していた9月FOMCでの利上げ観測が再び強まった。株式は金利上昇を嫌気して売られ、ダウは3営業日ぶりに反落している。
元記事を見る →WTIは91ドル台前半で小幅高。米国とイランの応酬が続くなかタンカーへの攻撃報道も伝わり、供給不安が価格の下値を固めている。エネルギー高が続く限りインフレ鈍化シナリオは描きにくく、雇用の強さと合わせて金利に上向きの圧力がかかりやすい構図が残る。
元記事を見る →9/4の東京市場は米株高と円安一服を受けて日経平均が5営業日ぶりに大幅反発(+806円)したが、上げ幅の大半はAI・半導体の値がさ株に依存しており、TOPIXは小幅高、値上がり・値下がり銘柄数もほぼ拮抗と裾野は広がっていない。 週明けの東京市場は、その後に出た米雇用統計と米株安を織り込む必要があり、指数寄与度の高い銘柄への利益確定売りが出やすい。一方でドル円は156円台へ戻しており、円安方向の動きが続けば輸出関連が下支え役となる。 9/7(月)は米国がレーバーデーで休場となるため海外勢の売買が細りやすく、方向感の乏しい展開になる可能性がある点にも留意したい。
週末のため数値は9/4(金)の引け値のままです。同日発表された8月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+16.2万人と市場予想の+5万人台を大幅に上回り、7月分のマイナスから急回復しました。労働市場の減速シナリオが後退したことで、9月FOMCでの利上げ観測が再び強まり、短期債利回りの上昇とともに株式には売りが優勢となりました。S&P500は▲0.38%、NASDAQ総合は▲0.29%、NYダウは271ドル安(▲0.51%)と主要3指数がそろって下落しています。
為替はドル円が156.22円と小幅なドル高・円安。ただし直近1週間では160円台から155円台まで急速に円高が進んだ後の戻りであり、方向感が定まったとは言い難い水準です。金は▲0.34%と、金利上昇を嫌気して上値を抑えられました。
一方でWTI原油は91.48ドルと高止まりが続いています。米国とイランの緊張が供給不安を通じて価格を支えており、エネルギー高がインフレ期待を押し上げる経路は依然として生きています。「強い雇用+高い原油」という組み合わせは、FRBの利上げ再開を正当化しやすい材料の並びです。
もっとも、CMEのFF金利先物が示す9月の利上げ確率はおおむね5割前後で、市場は明確な方向を選び切れていません。9/11に発表される8月CPIがFOMC前の最後の主要指標となるため、それまでは金利動向をにらんだ神経質な値動きが続きそうです。