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2026年9月12日(土)

プレマーケットブリーフ 2026-09-12

11日の米国市場は主要3指数がそろって上昇し、S&P500は4営業日続落を止めた。8月CPIは前年比3.4%で予想どおりだったがコアが前月比0.3%と上振れ、来週FOMCでの利上げ確率は約7割から約9割へ。原油が一時100ドルを割り込んだことが買い戻しを誘った。一方で東京市場は原油高と金利上昇を嫌気し、日経平均が1,259円安の1カ月ぶり安値。

マーケット概況

SPX▲
7,656.13
S&P 500
+64.43 (+0.85%)
IXIC▲
26,328.90
NASDAQ総合
+247.18 (+0.95%)
DJI▲
52,566.91
NYダウ
+502.81 (+0.97%)
NKD▼
64,011.34
日経平均
-1259.61 (-1.93%)
USDJPY▲
153.68
USD/JPY
+0.1100 (+0.07%)
EURUSD▼
1.1600
EUR/USD
-0.0034 (-0.29%)
CL▼
100.65
WTI原油
-1.83 (-1.79%)
GC▲
4,385.60
金(ゴールド)
+21.10 (+0.48%)

注目ニュース

金利★★★

8月CPIは前年比3.4%で着地もコアが上振れ、FOMC利上げ確率は約9割へ。それでも株は反発

11日朝(ET)発表の8月米消費者物価指数は前月比0.4%・前年比3.4%で、いずれも市場予想どおり、前年比は7月から横ばいでした。ただし食品・エネルギーを除くコアが前月比0.3%と予想の0.2%を上回り、CMEのFedWatchが示す来週FOMCでの利上げ確率は発表前の約70%から約90%へ跳ね上がりました。注目すべきは、利上げがほぼ確実になったにもかかわらず株が買われた点です。コアの前年比は2.4%へ鈍化しており、足元の物価上振れがエネルギー由来であることが裏づけられた形で、市場は「原油が落ち着けばインフレも落ち着く」という筋書きを選びました。米10年債利回りは4.92%前後と高止まりしたままで、金利の重さが消えたわけではありません。

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コモディティ★★★

WTIが一時100ドル割れ、終値100.65ドル。ただし週間では約9%高で5月以来の100ドル超え週末終値

原油は11日、前日の急騰を一部巻き戻してWTIが1.79%安の100.65ドル、北海ブレントが1.41%安の106.11ドルで引けました。日中は一時100ドルを割り込む場面もあり、この反落が株式市場の買い戻しの直接の引き金になっています。もっとも、これは4営業日ぶんの上昇に対する小さな調整にすぎません。週間ではWTIが約8.9%高、ブレントが約9%高で、100ドルを超えて週末を迎えるのは5月中旬以来が初めてです。サウジアラビアの8月産油量が大幅に落ち込み、ホルムズ海峡と紅海周辺での攻撃が続いているという供給側の構図は何も変わっておらず、反落を基調転換と読むのは時期尚早です。

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🇯🇵 日本市場への影響予想

11日(金)の東京市場は、米国とは正反対に売られました。日経平均は前日比1,259円61銭安の64,011円34銭(-1.93%)と大幅反落し、約1カ月ぶりの安値です。寄り付きから994円安とスタートし、日中は一時下げ幅が2,000円を超える場面もありました。週間では1,009円安、これで2週連続の1,000円超の下落です。材料は明快で、前日10日の米国株続落・原油続伸・米長期金利の上昇をそのまま引き継いだうえ、日本の長期金利も節目の3%に達する場面があり、高PER銘柄の評価が切り下がりました。 14日(月)の東京市場は、自律反発を試す地合いになりそうです。11日の米国市場で主要3指数がそろって1%近く上昇し、原油が一時100ドルを割り込んだことは素直な買い戻し材料になります。ドル円は153円台後半でほぼ横ばいと、輸出関連にとって極端な逆風でも追い風でもありません。ただし戻りの幅は限られると見ます。米10年債利回りは4.92%前後に張りついたままで、原油の反落も週間では9%高という上昇の内側での小さな調整です。日本のAI・半導体株は海外勢に比べて戻りが鈍く、指数寄与度の大きいこのセクターが動かない限り日経平均の戻りも重くなります。 さらに14日は米国側に主要な経済指標の発表がなく、週半ばの中央銀行イベント待ちになります。15〜16日にFOMC、17〜18日に日銀金融政策決定会合が控え、後者では政策金利が1.00%から1.25%へ引き上げられるとの見方が8〜9割を占めています。日米そろって利上げ方向という構図のもとで週明けにポジションを大きく傾ける動きは出にくく、反発があっても戻り売りに押されやすい一日になりそうです。市場予想としては来週の日経平均は6万円〜6万5,000円のレンジが意識されています。

⚠️ 要注意トピック

  • •15〜16日のFOMC。利上げ自体は約90%織り込み済みで、焦点は声明とパウエル議長会見のトーン。エネルギー由来の物価上振れを「一時的」と位置づけるのか、追加引き締めの余地を示すのかで、4.92%前後で止まっている米長期金利の次の方向が決まる
  • •17〜18日の日銀金融政策決定会合。政策金利1.00%→1.25%への引き上げが8〜9割織り込まれており、6月会合以来3カ月ぶり、今局面で最短の間隔となる。日本の長期金利が節目の3%に達した直後だけに、声明の円安・原油高への言及が円と内需株を左右する
  • •原油の100ドル攻防。11日の反落は週間約9%高の内側の調整にとどまり、サウジの減産とホルムズ海峡・紅海の供給リスクは未解消。100ドルを維持するか割り込むかで、インフレ見通しと日本の内需セクターのコスト負担が大きく変わる
  • •10日引け後に発表されたオラクルとアドビへの評価の差。オラクルはクラウド売上が前年比47%増、クラウドインフラが93%増、受注残(RPO)6,380億ドルと伸びを示した一方、四半期の設備投資は売上の147%に達しフリーキャッシュフローは54億ドルのマイナス。アドビは売上見通しの小幅な下振れで下落した。金利高局面でAI投資の重さをどう値付けするかの試験材料となる

概況

11日の米国市場は主要3指数がそろって上昇し、S&P500は4営業日続落に終止符を打ちました。S&P500は0.85%高の7,656.13、NASDAQ総合は0.95%高の26,328.90、NYダウは502.81ドル高(0.97%高)の52,566.91です。

朝方の8月CPIは前月比0.4%・前年比3.4%と、いずれも予想どおりで前年比は7月から横ばいでした。ただしコアが前月比0.3%と予想の0.2%を上回り、CMEのFedWatchが示す来週FOMCでの利上げ確率は約70%から約90%へ切り上がっています。利上げがほぼ確実になった日に株が買われたという一見ねじれた反応ですが、理由は二つあります。一つはコアの前年比が2.4%へ鈍化し、足元の物価上振れがエネルギー由来だと確認できたこと。もう一つは、その原油が同日下落したことです。

WTIは1.79%安の100.65ドル、北海ブレントは1.41%安の106.11ドルで引け、日中は一時100ドルを割り込みました。4営業日続いた上昇が止まったことが買い戻しの直接のきっかけとなり、前日まで売られていたハイテク株に資金が戻りました。ただし週間ではWTIが約8.9%高で、100ドル超えでの週末終値は5月中旬以来が初めてです。サウジの産油量急減とホルムズ海峡・紅海の供給リスクは残ったままで、反落を基調転換と読むのは早計でしょう。

米10年債利回りは4.92%前後に張りついたままで、金利の重さが解消したわけではありません。金は0.48%高の4,385.60ドル、ユーロドルは0.29%のユーロ安・ドル高と、利上げ観測を素直に映す動きです。ドル円は153.68円でほぼ横ばいでした。一方、東京市場では日経平均が1,259円61銭安の64,011円34銭と1カ月ぶり安値に沈み、日米の方向が真逆に分かれた一日となりました。来週は15〜16日にFOMC、17〜18日に日銀会合が控えます。

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