原油急落の正体は需給ではなく外交。GCC6カ国とイランが14日に外相会談、ホルムズ海峡の暫定運用案が浮上
11日の原油はWTIが2.37%安の100.05ドル、北海ブレントが2.9%安の104.52ドルまで売られました。下げの理由は在庫や需要ではなく外交です。湾岸協力会議(GCC=サウジアラビア、UAE、カタール、クウェート、バーレーン、オマーン)の外相が14日にイラン外相と会談する予定で、米国とイスラエルが対イラン軍事作戦を始めて以降では初の顔合わせとなります。オマーンとイランはホルムズ海峡の通航を暫定的に管理する案を練っており、この会談はその支持を取り付ける場と位置づけられています。ただし合意は前提ではありません。イランは6月の停戦合意を米国が先に履行すべきだという立場を崩しておらず、並行してサウジは東西パイプラインを予防的に停止、ジザンの石油施設は今月2度目の被弾、フーシ派はイエメン西岸の要衝を押さえたと報じられています。供給側のリスクそのものは何ひとつ解消していません。
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