サウジ東西パイプラインが攻撃で停止。「海峡を迂回する道」が塞がり、原油は約4カ月ぶり高値圏へ
サウジアラビアは10日(木)の攻撃を受け、東西パイプラインの稼働を予防措置として停止しました。同パイプラインは湾岸側の油田と紅海側の輸出設備を結び、最大で日量700万バレルを運べる設備です。重要なのは、これがホルムズ海峡を通らずに原油を出せる数少ない迂回路だという点で、海峡封鎖下では湾岸からの搬出の3〜4割を担ってきたとされます。復旧の見通しは示されていません。14日の原油はWTIが1.59%高の101.64ドル、北海ブレントは一時3.9%高の108ドル台と、約4カ月ぶりの高値圏まで戻しました。前週末にIEAが2026年の世界石油需要を前年比250万バレル/日減へ下方修正したばかりですが、需要の弱さより搬出経路の物理的な制約が優先して値に出ています。加えて13日にはサラーラで予定されていたイラン・GCC外相会談が無期延期となり、通航再開に向けた外交側の道筋も後ろへずれました。
元記事を見る →