概況
22日の東京市場は国民の休日で休場です。23日の秋分の日を挟み、次の立会いは24日(木)となるため、掲載している日経平均とドル円のうち日経平均は18日(金)の引け値が据え置かれています。
海外で動いたのは米国株と原油でした。21日の米国市場では、メタが公開したAIエージェント「Muse」が米App Storeの無料アプリ首位を3日続けたとのデータをきっかけに、推論を担うサーバCPUの需要が前倒しで立ち上がるとの観測が広がりました。フィラデルフィア半導体株指数は3%超上昇し、AMDは一時1株610ドル超と上場来高値を更新して時価総額1兆ドルに乗せ、ArmとIntelもそろって二桁上昇しています。結果としてNASDAQ総合は2.25%高の27,120.59と6月以来の最高値を更新、S&P500は1.5%高となった一方、NYダウは0.73%高にとどまり、物色の偏りがはっきり出ました。先週のFRBによる3年超ぶりの利上げを波乱なく通過したことで、金融政策への警戒がいったん後退した面もあります。
原油は反対方向です。国連総会に合わせた米イラン協議への期待と、サウジアラビアの出荷回復が重なり、WTI・Brentとも9月10日以来の安値を付けました。21日のWTI(10月限)は約3.9%安の97ドル台で、この表の92.10ドルは10月限の最終取引日(22日)をまたぐ期近の気配であるため、前日比マイナス8.18%には限月交代の価格差が含まれている公算が大きい点に留意が必要です。米10年債利回りは5%を下回り、金は0.92%安と地政学リスクの後退を映しています。ドル円は157円42銭と、日銀が18日に1.25%へ利上げした後も日米金利差を背景に円安が続いています。