トランプ大統領、イランの「7日でホルムズ海峡再開」案を拒否。金曜の原油安の前提が揺らぐ
イランはカタールを通じて、地域の戦闘を止めてから7日後にホルムズ海峡を再開する代わりに、港湾封鎖の解除や凍結資産の返還、原油制裁の免除を求める案を米国に示していました。25日のWTIはこの案を好感して2%超下げましたが、トランプ大統領は26日(土)に記者団に対して案を拒否すると明言しました。海峡再開の時期が再び見えなくなったことで、週明けは原油価格の反発が意識されます。
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週末につき市場データは25日(金)引け値のまま。週末はトランプ大統領がイランのホルムズ海峡再開案を拒否したと伝わり、金曜の原油安の前提が崩れたことが週明けの焦点です。
イランはカタールを通じて、地域の戦闘を止めてから7日後にホルムズ海峡を再開する代わりに、港湾封鎖の解除や凍結資産の返還、原油制裁の免除を求める案を米国に示していました。25日のWTIはこの案を好感して2%超下げましたが、トランプ大統領は26日(土)に記者団に対して案を拒否すると明言しました。海峡再開の時期が再び見えなくなったことで、週明けは原油価格の反発が意識されます。
元記事を見る →25日の米国市場では、米10年債利回りが5.1%台後半と2008年以来の高水準にあるなかでも、原油安と底堅い8月耐久財受注を手がかりに買いが入り、NYダウは0.93%高、S&P500は0.51%高、NASDAQ総合は0.48%高で終えました。ただし株高を支えた原油安の材料は週末に否定された形で、金利と原油の組み合わせ次第で週明けの地合いは変わりやすい状況です。
25日の日経平均は850円21銭(1.30%)高の66,364円20銭と5日続伸し、米株もそろって上昇したため、週明け28日の東京市場は外部環境だけを見れば底堅いスタートが見込まれます。一方、ドル円が157円台前半まで円高に振れたことは輸出株の重荷で、週末にイラン案が拒否されたことで原油が反発すれば、インフレ・金利上昇への警戒が再び強まる可能性があります。28日は9月末の中間配当の権利付き最終売買日で配当狙いの買いが下支えとなる一方、29日は権利落ちによる指数の押し下げに注意が必要です。
週末のため、市場データは25日(金)の引け値のままです。25日の米国市場は、米10年債利回りが一時5.18%前後と2008年以来の水準まで上がるなかでも、主要3指数がそろって上昇しました。8月耐久財受注が減少予想に反してほぼ横ばいだったことに加え、イランがホルムズ海峡を7日後に再開する工程案を示したと伝わってWTIが2%超下落し、インフレ懸念がやや和らいだことが買いにつながりました。為替は、トランプ大統領が日米首脳会談で円安に懸念を示していたことが明らかになり、ドル円は157円19銭と1円60銭ほど円高が進んでいます。
ところが26日(土)、トランプ大統領はイランの提案を拒否すると表明しました。イラン側は戦闘停止と引き換えに港湾封鎖の解除や凍結資産の返還、原油制裁の免除を求めており、米国は条件をのまない姿勢を示した形です。金曜の株高を支えた原油安の前提が崩れたため、週明けは原油の反発と、それが長期金利の上昇を通じて株式の重荷となるかが最初の焦点になります。今週は月末・月初にあたり、30日の8月PCE物価指数、10月2日の9月雇用統計と重要指標が続くため、金利動向に振らされやすい1週間になりそうです。