ホルムズ海峡をめぐる交渉が停滞、原油高と金利上昇で米株が反落
トランプ大統領がホルムズ海峡の再開に関するイラン側の提案を退けたと伝わり、原油先物が上昇した。インフレ再燃への警戒から米10年債利回りは2007年以来の高水準まで上昇し、金利に敏感なハイテク株の比重が高いナスダックの下げが最も大きくなった。
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米イラン緊張の再燃で原油高と米長期金利上昇が重なり、米主要3指数は揃って下落。追加利上げ観測の強まりで金は約3.7%の急落となった。
トランプ大統領がホルムズ海峡の再開に関するイラン側の提案を退けたと伝わり、原油先物が上昇した。インフレ再燃への警戒から米10年債利回りは2007年以来の高水準まで上昇し、金利に敏感なハイテク株の比重が高いナスダックの下げが最も大きくなった。
元記事を見る →地政学リスクの高まりは通常なら金の支援材料だが、今回は原油高がインフレ懸念を通じてFRBの追加利上げ観測を強め、利息を生まない金の売りにつながった。金利上昇が続く限り、金は下値を探る展開になりやすい。
元記事を見る →米株安とハイテク株の下落は、東京市場でも半導体・グロース株の重しになりやすい。加えてドル円が157円台前半へ円高方向に振れており、輸出株には逆風となる。一方で日経平均は前日まで高値圏で推移していたため、利益確定売りが先行する寄り付きとなる可能性がある。
週明けの米国市場は、S&P500が0.76%安、ナスダック総合が0.91%安、NYダウが0.66%安と主要3指数が揃って下落しました。きっかけは中東情勢です。トランプ大統領がホルムズ海峡の再開をめぐるイラン側の提案を受け入れなかったと報じられ、和平への期待が後退しました。
原油供給への不安から原油先物は上昇し、これがインフレ再燃への警戒を呼び起こしました。FRBは9月会合で利上げに踏み切ったばかりで、市場では10月会合での追加利上げを織り込む動きが強まっています。米10年債利回りは2007年以来の高水準に達し、株式の相対的な割高感が意識された格好です。
商品市場では金が3.7%安と急落しました。地政学リスクは本来なら金の買い材料ですが、金利上昇とドル高圧力が上回り、約7週ぶりの安値圏に沈みました。為替ではドル円が157円台前半へ下落しましたが、金利差が拡大する局面での円高であり、明確な材料は確認できていません。
今週は雇用関連の指標が相次ぎます。労働市場の底堅さが確認されれば利上げ観測がさらに強まる可能性があり、指標の結果と中東情勢の双方をにらむ神経質な展開が続きそうです。