サウジの東西パイプライン稼働回復、WTIは89ドル台へ急反落
ドローン攻撃で停止していたサウジアラビアの東西パイプラインが日量約350万バレル規模まで流量を回復し、紅海側からの原油積み出しが戻りつつあることが確認された。ホルムズ海峡をめぐる米イラン交渉は進展が無いものの、目先の供給不安が和らいだことでWTIは3%超下落した。
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サウジの原油輸出回復で原油が3%超下落したものの、消費者信頼感の急低下と高止まりする長期金利が重しとなり、米主要3指数は小幅続落した。
ドローン攻撃で停止していたサウジアラビアの東西パイプラインが日量約350万バレル規模まで流量を回復し、紅海側からの原油積み出しが戻りつつあることが確認された。ホルムズ海峡をめぐる米イラン交渉は進展が無いものの、目先の供給不安が和らいだことでWTIは3%超下落した。
元記事を見る →9月のカンファレンスボード消費者信頼感指数は81.9と前月の88.6から大きく低下し、8月のJOLTS求人件数も707.9万件と予想を下回った。景気の減速感と、19年ぶり高水準にある長期金利の重さが意識され、ハイテク株も序盤の上昇を維持できなかった。
元記事を見る →米株は下げ幅が小さく、東京市場への波及は限定的とみられる。ただ日経平均先物は前日比で下落しており、高値圏からの利益確定売りが先行しやすい。原油安は輸入コスト低下を通じて素材・運輸などにプラスに働く一方、資源関連株には逆風となりそうだ。ドル円は157円台前半でほぼ横ばいで、為替面からの大きな材料は乏しい。
29日の米国市場は、S&P500が0.14%安、ナスダック総合が0.10%安、NYダウが0.24%安と、主要3指数がそろって小幅に続落しました。前日の大幅安の後で下げ幅は限られたものの、反発の勢いは続きませんでした。
最大の材料は原油です。ドローン攻撃で停止していたサウジアラビアの東西パイプラインが稼働を回復し、紅海側の港からの輸出が戻りつつあることが伝わりました。ホルムズ海峡をめぐる米国とイランの交渉には進展が見られないものの、目先の供給不安が和らぎ、WTI原油先物は3.57%安の89ドル台まで下落しました。
原油安はインフレ懸念を和らげる材料ですが、株式市場の支えにはなりきれませんでした。9月の消費者信頼感指数は81.9と前月から大きく落ち込み、8月の求人件数も約708万件と市場予想を下回りました。米10年債利回りは前日につけた2007年以来の高水準からやや低下したものの、5.2%台と依然として高く、景気減速と高金利が同時に意識される展開です。
金は前日の急落から反発し、0.83%高となりました。安値拾いの買いが入ったとみられます。今週は金曜日の雇用統計に向けて雇用関連の指標が続き、FRBの追加利上げ観測を左右する材料として注目されます。