PCEインフレが予想を下回り利上げ観測後退、ハイテク優位でダウは続落
8月のPCE物価指数は前月比の伸びが総合・コアとも市場予想を0.1ポイント下回り、10月FOMCでの追加利上げ観測がやや後退した。長期金利の上昇が一服したことでナスダック総合は上昇を確保したが、30年債利回りが2002年以来の水準に達するなど金利の重さは残り、S&P500とダウは下げて四半期末を終えた。
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8月PCEの伸び鈍化で10月利上げ観測が後退しハイテク株は底堅かった一方、長期金利の高止まりが重く、S&P500とダウは四半期末を小幅安で終えた。
8月のPCE物価指数は前月比の伸びが総合・コアとも市場予想を0.1ポイント下回り、10月FOMCでの追加利上げ観測がやや後退した。長期金利の上昇が一服したことでナスダック総合は上昇を確保したが、30年債利回りが2002年以来の水準に達するなど金利の重さは残り、S&P500とダウは下げて四半期末を終えた。
元記事を見る →マイクロン・テクノロジーは30日の米市場引け後に6〜8月期(第4四半期)決算を発表した。会社側は売上高500億ドル前後を見込んでおり、AI向けメモリー需要がどこまで続くかを測る材料として、東京市場の半導体関連株にも影響しうる。
元記事を見る →30日の東京市場は日経平均が半導体株主導で大幅に3日ぶり反発し、66,753円で引けているため、米株の小幅安を受けて本日は利益確定売りが出やすい。一方でナスダックの上昇とマイクロン決算の内容次第では、半導体関連に再び買いが向かう可能性がある。ドル円は157円台前半で横ばいとなっており、為替からの押し上げ・押し下げ要因は乏しい。
30日の米国市場は、ナスダック総合が0.26%高と上昇した一方、S&P500は0.24%安、NYダウは0.84%安と、主要指数の明暗が分かれました。第3四半期の最終日で、ダウは四半期ベースでも下落となりました。
最大の材料はFRBが重視する8月のPCE物価指数です。前月比の伸びは総合、コアとも市場予想を下回り、インフレ圧力がやや和らいだことが確認されました。これを受けて10月FOMCでの追加利上げ観測が後退し、前日まで上昇を続けていた米国債利回りは一服しました。金利低下の恩恵を受けやすいハイテク株には買いが入りました。
ただし、30年債利回りが2002年以来の水準をつけるなど長期金利は依然として高く、景気敏感株や大型バリュー株の重荷となりました。引けにかけてS&P500がマイナス圏に沈んだ背景ははっきりせず、四半期末の持ち高調整も影響した可能性があります。
商品市場では、WTI原油先物が1.25%高の90ドル台に反発しました。前日の急落の反動とみられますが、イラン情勢をめぐる供給不安は解消しておらず、値動きの荒い状態が続いています。金は小幅高でした。
引け後にはマイクロンが決算を発表しており、AI向けメモリー需要の見通しが東京市場の半導体株に波及するかが本日の焦点です。