雇用減速で利上げ警戒が和らぎ、半導体主導でナスダック最高値圏
前週末発表の9月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが小幅にとどまり、過去2か月分も下方修正されたことで、追加利上げへの警戒が後退した流れが週明けも続きました。エヌビディアなどAI半導体株に買いが集まり、ナスダック総合は1%超上昇。一方で米長期金利は上昇しており、ダウは小幅高にとどまりました。
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弱い9月雇用統計で利上げ観測が後退した流れが続き、エヌビディア主導のハイテク買いでナスダックが最高値圏、原油はG7の備蓄放出合意で2%超下落。
前週末発表の9月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが小幅にとどまり、過去2か月分も下方修正されたことで、追加利上げへの警戒が後退した流れが週明けも続きました。エヌビディアなどAI半導体株に買いが集まり、ナスダック総合は1%超上昇。一方で米長期金利は上昇しており、ダウは小幅高にとどまりました。
元記事を見る →G7が原油・ディーゼルの緊急備蓄を協調放出することで合意したと伝わり、需給逼迫への懸念がやや和らぎました。OPECプラスが11月の生産目標を据え置いたことも重なり、WTIは89ドル台まで2%超下落しています。
元記事を見る →日経平均先物は前日の現物終値を大きく上回る水準で推移しており、米ハイテク株高を受けて半導体関連を中心に買いが先行しやすい地合いです。ドル円は158円近辺で円安基調が続き、輸出株の支えとなる一方、米長期金利の上昇が続けば高PERのグロース株には重しとなり得ます。原油安は空運や化学など燃料・原料コストの大きい業種には追い風です。
週明け5日の米国株は主要3指数がそろって上昇しました。前週末に発表された9月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大きく下回り、過去分も下方修正されたことから、FRBによる追加利上げの可能性は低下したとの見方が広がっています。この安心感を背景に、エヌビディアをはじめとするAI関連の半導体株に資金が向かい、ナスダック総合は約1%高と最高値圏で引けました。S&P500も0.7%上昇した一方、ダウは0.2%高と相対的に伸び悩みました。
注意したいのは、株高と同時に米長期金利も上昇している点です。利上げ観測が後退しても長期ゾーンの利回りは高止まりしており、債券市場は財政やインフレへの警戒を解いていない可能性があります。株式市場がこのシグナルをどこまで無視し続けられるかは、今週の焦点の一つです。
商品市場では、G7による緊急備蓄の協調放出合意とOPECプラスの生産目標据え置きを受け、WTI原油が2%超下落し89ドル台となりました。為替はドル円が158円近辺で小動き、ユーロドルはやや軟調です。金は小幅高でした。
本日は米8月貿易収支、翌7日には9月FOMCの議事要旨が公表される予定で、利上げを巡る当局の議論の温度感が確認材料となります。