米10年債利回りが約24年ぶり高水準、株式は最高値圏から一服
10年債入札を控えて長期債売りが進み、10年債利回りは5.3%台と2002年以来の水準に達しました。30年債利回りも同様に24年ぶりの高さとなり、株式のバリュエーションへの重しとして意識されました。前日に最高値を付けたS&P500とナスダックは小幅安にとどまった一方、ダウの下げが目立ちました。
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米10年債利回りが2002年以来の水準に上昇し、FOMC議事要旨で年内追加利上げが意識されたことで米主要3指数はそろって反落、ダウは0.68%安。
10年債入札を控えて長期債売りが進み、10年債利回りは5.3%台と2002年以来の水準に達しました。30年債利回りも同様に24年ぶりの高さとなり、株式のバリュエーションへの重しとして意識されました。前日に最高値を付けたS&P500とナスダックは小幅安にとどまった一方、ダウの下げが目立ちました。
元記事を見る →9月会合で全会一致で決めた0.25%の利上げについて、議事要旨では多くの参加者が年内にもう一段の利上げが適切になる可能性を示していたことが分かりました。インフレの上振れリスクを指摘する声が大勢を占めた一方、今後のペースをめぐっては意見の隔たりも見られます。金利高とドル高を受け、金は1%超下落しました。
元記事を見る →米長期金利の上昇と米株安は、東京市場ではグロース株や高PER銘柄の上値を抑える要因になりそうです。一方、ドル円は158円台と円安水準を維持しており、輸出関連株には下支え材料となります。日経平均は7万円近辺の高値圏にあり、金利動向をにらんだ利益確定売りが出やすい地合いが想定されます。
7日の米国市場は主要3指数がそろって下落しました。ダウは351ドル安(-0.68%)、S&P500とナスダック総合はともに0.24%安と、前日まで続いた最高値更新の流れがいったん止まった形です。
最大の材料は米長期金利の上昇です。10年債入札を控えて国債売りが優勢となり、10年債利回りは5.3%台と2002年以来の高水準を付けました。7月末から60bp近く上昇しており、原油高を背景としたインフレ懸念が債券市場の重しになっています。
取引時間中に公表された9月FOMCの議事要旨では、多くの参加者が年内の追加利上げを適切とみていたことが示され、金融引き締めの長期化が改めて意識されました。ただし参加者間で見解の隔たりもあり、市場の反応は限定的でした。
為替はドル円が158円付近で小動き、ユーロドルは1.12ドル割れ近辺までユーロ安・ドル高が進みました。商品では金が1.38%安と大きく下げ、高金利とドル高で利息を生まない資産への逆風が強まっています。WTI原油は89ドル台で小幅安でした。
今夜は新規失業保険申請件数と30年債入札が控えており、金利の落ち着きどころを見極める展開になりそうです。