原油高でダウ続伸、ハイテク安でナスダックは反落
12日の米国株は、WTI原油が1.69%高の93ドル台に上昇したことでエネルギー株が買われ、アナリストの格上げが伝わったセールスフォースもNYダウを押し上げました。一方でハイテク株には売りが出て、ナスダックは0.42%安、S&P 500は小幅安とまちまちの結果です。原油高がインフレ再燃とFRBの金融引き締め観測につながるとの警戒感が、グロース株の重しになったとみられます。
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12日の米国株はまちまち。原油高でエネルギー株が買われNYダウは0.39%高となった一方、ハイテク株が売られナスダックは0.42%安。ドル円は158円台後半へ円安が進み、休場明けの東京市場は銀行決算と14日の米CPIを前に方向感を探る展開です。
12日の米国株は、WTI原油が1.69%高の93ドル台に上昇したことでエネルギー株が買われ、アナリストの格上げが伝わったセールスフォースもNYダウを押し上げました。一方でハイテク株には売りが出て、ナスダックは0.42%安、S&P 500は小幅安とまちまちの結果です。原油高がインフレ再燃とFRBの金融引き締め観測につながるとの警戒感が、グロース株の重しになったとみられます。
元記事を見る →原油はWTIが93ドル台まで上昇し、ブレントも100ドルを上回る水準が続いています。ホルムズ海峡でのタンカー攻撃やロシア・ウクライナ間のエネルギー施設をめぐる緊張など、供給不安の材料がくすぶっていることが背景です。ただし12日の上昇を決定づけた単独の材料は確認できておらず、地政学リスクの織り込みが続いている状況とみられます。
東京市場は12日のスポーツの日の休場明けとなり、9日と12日の2日分の米国市場の動きをまとめて織り込みます。ドル円が158円台後半まで円安に振れたことは自動車など輸出株の支えになる一方、ナスダック安を受けて半導体・AI関連株は上値が重くなりそうです。原油高を受けて石油・資源株や商社株には買いが入りやすく、日経平均は業種間で明暗が分かれる展開が予想されます。
12日の米国市場は、債券市場がコロンブス・デーで休場となる中、株式は業種ごとに明暗が分かれました。NYダウは前週末比201ドル高の51,856ドルと続伸した一方、ナスダック総合は0.42%安、S&P 500は0.05%安と小幅に下げています。
けん引役は原油です。WTI原油は1.69%高の93.40ドルと上昇し、エネルギー株が相場を下支えしました。中東・ホルムズ海峡周辺やロシア・ウクライナをめぐる供給不安が続いており、原油は高止まりしています。ただし原油高はインフレ圧力を通じてFRBの金融政策見通しを引き締め方向に傾ける要因にもなり、金利上昇に敏感なハイテク・グロース株が売られる構図になりました。
為替市場ではドル円が0.37%上昇して158.65円と円安が進み、ユーロドルは0.5%下落とドルが全面高の展開です。金は0.56%安と前週末の上昇から一服しました。
今週は13日の米大手銀行決算で7〜9月期の決算シーズンが本格化し、14日には米9月CPIが発表されます。物価指標が予想を上回れば利上げ観測が再燃しかねず、ハイテク株と為替の振れが大きくなる可能性があります。東京市場は休場明けで日経平均の材料が2日分たまっており、円安と原油高の恩恵を受ける銘柄と、米ハイテク安の影響を受ける銘柄の間で選別が進みそうです。